Saturday, September 1, 2007

エディット・ピアフ

世紀の歌姫。そんな呼び名がふさわしいシャンソン歌手エディット・ピアフの生涯を描いた映画『エディット・ピアフ 愛の讃歌』を観た。
パリの場末ベルヴィルの路地裏で過ごした少女の頃から、一躍、時代の寵児となった栄光の日々まで、歌と愛にすべてを捧げた人生が鮮やかに蘇る。
映画中のピアフの肉声による数々の名曲に酔いしれながら、彼女の伝えたかったメッセージが心に響く。「愛しなさい」(Aimer)。
クスリと疲労、失意で身も心もずたずたになりながら短い人生を太く生きた女性の姿に思わず涙した。
観終わった後、なぜか、生きていて良かったと思わせる名画だ。

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