Sunday, October 18, 2009

ぼくのノミちゃん

前菜: サーモンと小エビのサラダ  
メイン: シーフードのリゾット       @近所のホテルランチ

10月に入ってからはどこにも行かず論文だけに集中…
と思いながらも全然進まなくて、1日1ページどころか1行も書けないこともあり。
夜はオランダ語の学校でオランダ語疲れで、論文はフランス語なのでフランス語疲れ。そのうちじんましん出たり、眠ってしまったり、頭痛がしたりしてきた。

あまりに進まなくて、久し振りに移民の集まりで仲良しになったルワンダ人の友達と飲みに行った。近所だけどメールをたまにしてた程度で半年ぶりに再会。2週間後の昨日、また彼の自宅に招かれ、久し振りに他の人にも会って楽しかった。アフリカ系移民の人たち、やっぱりおもしろい。

彼のアパートはうちから徒歩15分位のトルコ移民地区で、その建物の住民はみんなルワンダ人らしい。彼はフランス料理のシェフを目指して専門学校に通っていて、夜はオランダ語の学校。
巻き寿司(ツナとウィンナー入り)を持って行ったら、…ムスリムだから(豚肉が入ってるので)食べられなかった。え~っ、ブルージュの教会に一緒に行った時、祈ってたくせに。クリスチャンとムスリム半々になったらしい(そんなのあり?)。その割にお酒は飲んでいいのか?(だから半々?)
さらに生モノは食べたことないから、肉も魚も貝も生は全て嫌い。(他のアフリカ人も火を通さないもの食べる習慣がないし、食べられない。)高級ホテルとか星付きレストランで働きたいみたいだけど、大丈夫なのかな。イスラーム系ホテルとか?

携帯の待ち受けにボブ・マーリーがいて、なつかしい~とのぞいたら、画面に「アッラーは偉大なり」とアラビア語で入っていてまたびっくり。彼はルワンダ語(母語)、フランス語、スワヒリ語、英語、リンガラ語を話して、ブリュッセルに来てからルワンダ人以外とは普段フランス語を使って、今はオランダ語を勉強しているのに、言語環境や言語教育がアイデンティティー形成に影響していない。非アラビア語話者の「欧州イスラーム」アイデンティティー?

それはともかく、飲みに行ってからMa puce(マ・ピュス=ぼくのノミちゃん)と呼ばれるようになった。これまでは(深い意味なしで)Ma chérie(マ・シェリ=ぼくの大切な人)と呼ばれていたので、それからノミになると急に気持ち悪くてそれもびっくり。絶対、蚤は嫌だ(→昨年のノミ事件)!!子どもや友人や恋人みんなに使う愛情のこもった呼び名らしいけど、「気持ち悪くて近寄りたくない」の例えに感じるからやめるよう言ったら「ノミは小さくて可愛いのに」と笑われた。
きっと恋人にはmon trésor(ぼくの宝物)とか mon coeur(ぼくの心)と呼びかけているに違いないけど、さすがにそれは無理だからノミにされても仕方ない?
それで、去年の恐怖のノミじんましん事件に比べたら論文じんましんなんて全く大したことなかったと気づいた。

6 comments:

ヒサ said...

題名を見て「まさか!?」と
いつかのノミ事件を思い出しました(笑)
私もma cherieがいいです~

Unknown said...

そんなことってあるんですか?
私は「ノミちゃん」というので、「呑み助ちゃん」の略かなと思って、そんな略し方ってあるのかな、ちこさんはよほど呑み助で通っているのかな、と真剣に考えて、いきさつを聞いて、びっくり。
ノミは知ってるが、実物を見た記憶がありませんねぇ。いや、世間知らずでした。・・・





















よしちこ said...

ヒサさま

あれから1年以上経って、新たに赤ちゃんノミも出ず平穏な日々で蚤のことは忘れていました。
あの恐ろしさを思い出すとma puceは邪魔者に対する呼び名としか思えないです。それに比べてma chérieは、日本人にとって恋人向けの「ダーリン」みたいな感じですよね。感覚が違う気がします。

欧米人は蚤アレルギーではない人が多いのかもしれないです。

よしちこ said...

TENGUさま

私もノミなんて見たことなく、その大変さなど想像もできなかったです。実際、足に蚤がついていてもあまりに速い動きで、残像しかなく気のせいのようでした。(小さくて動きが速いです)
それが、あちこち腫れて痒みがひどく、病院に行ってもひどくなるばかり(蚤がいたので常に新しく噛まれ続けていました)。ネット調査で原因に気づいてからは退治に専念できましたが、退治がまた大変で…。これは蚤被害に合った蚤アレルギーの人以外分からない苦しみだと初めて知りました。

アフリカの人にとっては蚤くらい何の害もないのかもと思います。…ルワンダから難民として来た彼には蚤の大変さが全く通じなかったです。

ミッフィー said...

ダブルコメントになりますが、ミッフィーです(笑)。
私の日本の実家で何匹か猫を買ったことがありますが、ノミ・ダニの被害はほとんどありませんでした。(猫にくっついているダニを見つけたことがある程度)ところが!、ベルギーの今の家で猫を飼い始め、猫が外出するようになってから、私の体が虫さされだらけになり、次から次と痒くて痒くて、今年の夏に大変な思いをしました。
虫よけスプレーとノミよけ首輪を買って、ほとんどおさまりましたが、今でもお風呂に入ると痒いところが残っています。
ベルギー人の夫は被害なしで、なぜかと思ってネットで探ってみると、「O型で若い女性が被害にあいやすい」とありました。私は若くはないのですが、o型だからなのか、体毛が男性よりも少ないからなのか・・・。日本人女性でベルギーに来てノミの被害にあう人は結構多いみたいですね。困りますね。

よしちこ said...

ミッフィーさま、コメント有難うございます!
なんと、ノミちゃんの被害に遭われたのですか。あの大変さは経験しないと分からないですよね。しかもノミアレルギーのある人とない人がいるようです。大家さんの旦那さん(推定50代)の方はノミアレルギーで、私に痒み止めクリームとスプレーを持ってきてくれました。奥様の方はまったく被害なしだそうです。性別や年齢と関係なく、体質なのかもしれないですね。初め、あまりに酷くて原因も不明で、皮膚病かと思ったくらいでした。