Sunday, May 10, 2009

研究発表

ベルギー(仏語圏)とフランス(北部)の大学院博士課程研究者の研究発表会(ベルギーの国立学術研究財団:FNSR主催)があった。

昨年はブリュッセル自由大学が会場だったけれど、今年はルーヴァンカトリック大学。仏北部リールからも結構参加しているようで規模が大きく、びっくり・・・。 基調講演のような全体会の後は各分科会に分かれ、最後にまた集まって全体シンポジウムという流れだった。

今回、初めてフランス語で研究発表した!!
40人近くいたので、ハンドアウトが足りなかったけれど司会の先生の一人がうまく配布して下さった。実はこの先生、前からお近づきになりたかったブリュッセル自由大学(オランダ語)の言語教育専門の先生で、自分のオランダ語の勉強もそのためでもあった。
今回ついにお目にかかれただけでも発表して良かった!と思ったけれど、発表後、先生から「あなたの研究内容に関して話し合わないと。僕の研究室に来なさい」と言われる。 話しかけられて嬉しい反面、よっぽどひどかったのか・・・と、元気をなくす。 その後また話して、自分の研究内容に興味を持って下さったらしいことが分かった。
早朝から遅くまで長い一日で疲れたけれど、 今後の人生を変える出会いをした気がする。他大学の院生や先生ともいろいろ話せて楽しかった。

お疲れ様のワイン会。

← アヒルのひな(canette)と
不思議な付け合わせ(卵料理)


↓ ノルマンディー風カニのスープ
↓ 魚介類の串刺し
野菜とタルタルハーブソース和え

2 comments:

Unknown said...

良い先生とも気安くなられたようですね。
頑張りに敬服。ところで、
論文の表題、もしくはテーマは何でしょう。

日本の学界には「社会言語学」と呼べるような分科がありませんので、前からその点に、興味津々なのです。

あなたのお話から大体の見当は付きますが、さて、どういうふうに体系付けて行くのかなぁ、と、本当に楽しみなのです。

よしちこ said...

TENGUさま、いつも有り難うございます。

発表内容は、EUの言語政策がベルギーの言語教育に及ぼす影響についてでした。アイデンティティー形成と東アジア共同体構築についても発表しました。最後には、日本は中国・韓国・北朝鮮と政治的にまだ「冷戦状態」なので、多くの課題を抱えている…という話になりました。