論文の序章と第1章の研究指導を受けるため、指導教官のご自宅に初めてお邪魔した。大学(ルーヴァン・ラ・ヌーヴ)は電車で40分~1時間かかるけれど、先生のお宅はメトロで一本のブリュッセル郊外。
これまでずーっと進んでいなかったので、しばらく面談も申し込めず、9月4日に図書館でばったりお目にかかって以来。
このままでは存在を忘れられそうだし、論文の完成を待つと遅くなるので、とりあえずこれまで書いた部分を見てもらった。
「このレベルでは博士号は無理ね」とか、「私にはもう指導できないわ」・・・・などと言われる可能性も十分にあり、論文のフランス語のレベルも心配だった。
煎茶とチョコレートを持って行ったので、初めはお茶の話。 論文については、フランス語を含め、全体的な構成も良くできていていると言われた。思いがけずかなり肯定的で、ほっとした。でも、まだ初めの部分だけだから励ましの意味があるのかもしれない・・・。その後、内容についてや今後どうすべきかなどアドバイスを頂く。
まだまだ先はず~~っと長そうだけど、とりあえず今年は挫折しないで済んだ。
家に帰っておいしいワインで乾杯した。
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2 comments:
ドイツでの試験のことも思い出しました。なんとも厳しいですね。もともと、論文は指導教授が応諾すれば、あとは形式的に事が運ぶはずです。日本では私は逆に、審査委員の役割でした。日本は普通、主査一人、副査二人で、最初に教授会で受理委員会があり、然るべき審査期間を置いて、口頭試問は一回だけ、非公開で、審査委員と当人の四人だけで、四方山話と学問論が半々といったところ。ヨーロッパではそうも行かぬが、正直、作成まで本人の苦労は大変だが、後は、主査でもある指導教授が纏めてくれるでしょう。美味しいワインが早く飲めますように!
TENGUさま、コメント有り難うございます!
四方山話(しかも日本語!)羨ましいです。
指導教官によれば、初めの口頭試問が厳しくて落とされるということなのに、私が聴いた2回目の公開口頭試問もかなり厳しかったです。(四方山話どころか専門的な諮問や批判ばかりで聴くだけで疲れました。)委員会は全員博士の教授5人以上で、他大学の先生も必ず含む必要があります。はっきり言って怖かったです。
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