◎ブリュッセルには、パリと違って、おいしいパン屋さんがあまりない。スーパーの中でパンを焼いているくらいだし、パンの代わりにフリットを食べることが多いからかもしれない。それに、ワッフル屋さんが多い。
新居探しはジュルダン広場近くにまでおよび、「メゾン・アントワーヌ」(Maison Antoine)でまたフリットを食べた。観光センターに売られているガイドには、ブリュッセルで一番おいしいと写真付きで書かれている。食べ過ぎると健康に悪そうだし、太りそう。
◎ベルギー人は時間に正確だ。
◎ベルギー人は時間に正確だ。
新居探しで、何人もの大家や不動産会社の人達と待ち合わせをした。フランス時間に慣れていると、時間より早めに来ていたり、時間を守って来るベルギー人に驚く。フランス人なら時間に遅れるのが当たり前だったから。
◎ベルギーは多言語社会だ。
仏語重視のフランスなら、外国人でもフランス語を話すべきだと考えられているし、書類も電話もフランス語だった。ベルギーでは、毎回「英語?仏語?」と聞かれたり、オランダ語が母語のフラマン系の人に仏語で話すと英語で返されたり、仏・蘭語併用都市のブリュッセル空港では全ての広告が英語で書かれていたりと、いろいろと興味深い。
◎ベルギーではワインよりビールが好んで飲まれている。レストランやバーで、みんなビールを飲んでいる。しかも種類が多いし、グラスもビールの種類に合わせて様々だ。
◎パリよりブリュッセルの方が物価が高く感じる(家賃を別にすると、スーパーや店の品物の値段がパリより高いと思う)。農業大国フランスでは肉・チーズ・野菜が新鮮で安かった。
家探しで会った感じの良いベルギー人のおばあさんは「私たちにはベトナム人も中国人も日本人も同じように見えるわ」と言っていた。「私にはフランス人もベルギー人も同じに見える」と返して談笑した。
同じように見えても実際は違うことが多い。みんな違っているから楽しいのだ。